どんなに
辛い時間や 涙の時間が 続いていたとしても
ふたたび
顔をあげ 立ち上がり 一歩だけでも前に足を出したとき
目のまえに
手をのばせば
ほんの少し つかまれる 何かがあったりする
ひとすじの光が射していたりする・・・・
そして そこには
こんな わずかなものが
こんな ささいなものが
こんな たったこれだけのことが
と そう思うような 微々たる何かが
自分を 笑顔に戻してくれたり
立っていられるようにしてくれたり
もう一度 道を 歩いていこうという
勇気をくれることがある
人の心は たくましい・・・・
弱くて もろいところもあるけれど
傷つき 壊れやすいところもあるけれど
本当は 復活する力を 最初から 内臓している
「このまま ダメになっちゃ いけない」と
そういう声が 自分にむかって ささやかれる
光が射すのは そんなとき・・・・・
いつも 一番ステキな光が射す場所は
まだ痛むものを抱えながらも それでも必死に
復活しようとがんばるあなたがいるキラキラの場面
ミラクルハッピー 佳川 奈未
復活することではなく
なにかを避けようとしたり なかったことにしようとしたり
目をつむったり 耳をふさいだり
心を閉ざしたり 自分にうそをついたり
へんな態度で 何かや誰かによそよそして心を偽っていたりすると
人は よけい 壊れる・・・・・
いったん 痛みを認めて 大泣きするしか
復活の道は なかったりすることがある