子どもが小さい頃
何もなくても とても幸せだった
狭い家の中にいても
子どもたち全員の姿が すぐに見えて
あの大きな安心感といったら なかった
そして
何より幸せだったのは
可愛い子どもたちを ぎゅっと 抱っこする瞬間だった☆
抱っこするとき
とてつもなく 大きく 大きく
癒される・・・
私自身・・・ そして きっと 子どもたちも
子どもを抱っこすると
ふわふわで あたたかく 優しく
日常のいやなことすべてが
完全に吹っ飛ぶ!
子どもの愛のパワーのおかげで♪
しかし
いつからか 子どもは 抱っこできなくなる
大きくなるにつれて
抱っこしてあげようとしても
いやがるようになり
というよりは
恥ずかしがるようになり? なのか・・・
あるとき
アメリカ人の友人の家に遊びに行ったとき
今は別の家に住んでいる 成人した息子さんが遊びにきていて
その息子さんが帰るとき、母親の彼女も、父親も、
「愛しているわ。あなたがいないとさみしいわ。またすぐに来てね」と
別れ際に ハグをした
そして、ほほとほほを寄せ合った
それを見たとき
とても うらやましくなった☆
アメリカでは
子どもが大きくなっても
ふつうに ハグする
会えなくて さみしいとき
ふつうに 素直に そう言葉にして 言う
愛おしいという気持ちを 決して隠さないし
むしろ
できるだけ 伝えようと
自発的に スキンシップするのだ
しかし・・・・
日本で もし 成人した 息子に
愛しているだの、さみしいだのと
ハグしたら どうなるだろう?
ほほを寄せようとしたら どうなるだろう?
たぶん
息子も こちらを気持ち悪がるだろうし(笑)
「やめてくれよ、そんなこと」と言うかもしれない
また もし 息子が アメリカ風に 理解を示したとしても
街角で 私と息子がハグしようものなら
きっと まわりから
へんな親子に見られてしまうだろう
しかし
外国人は 街角でも ふつうに ハグするし キスもする
けれども
それを 日本では やらない
誰も
まぁ 最近では アイドル歌手が握手とハグ会をする風潮もあり
ハグにも慣れてきた人も多いかもしれない
実際 私も デビュー時から ファンとの握手とハグ会をしているので
だいぶ みんな ハグにもなれてきている様子であるのを感じるけれども
なかなか それでも 他の人と そうはしていないようで・・・
さて、
自分の子どもを
いつまでも 何才になっても
抱きしめたいくらい可愛いという想いは
強烈にある
子どもたちが可愛く 愛しい という想いは
小さい頃から 成人しても
何も変わっていない!
だから
それを素直に表現したい
アメリカ人のように♪
試しに
長男にそうしようと ハグの技を かけてみたら
「おいおい、何をするんだよ・・・
やめてくれよ 気持ち悪い」と
案の定の 言うていた通りの そんな反応が返ってきた
トホホホ・・・・
なんなら 息子たちよ お前たち全員を
アメリカに連れていくぞ! (笑)
ハグに慣れろ!
・・・・・・・
日本人はいつも
心を隠し 行為を慎み 人目を気にする・・・
それが 美徳になる場合もあるが
もしかしたら
すべてをオープンにしたほうが
もっと
幸せな瞬間に出逢えるかもしれない
ミラクルハッピー 佳川 奈未