今日は、絵本作家かとうようこさんの個展に行ってきました
かとうようこさんと絵本『ぜったい まもってあげるから』に
出逢ったのは
私がまだ作家になる前、三人の子どもを抱え、
生きるのもままならなくなって
「もう これ以上 がんばれない・・・」と
どん底にいたときだった
ある日 絶望的な気持ちになり
海に・・・
しかし ひとりになれず
しかたなく
ふらふらと その町のまわりを歩いていたのです
そんなとき
ふと 小さな本屋さんを見つけ・・・
そのとき 私は
「ああ・・・ 作家になるという夢も叶えないうちに
ダメになるのかなぁ・・」と
ふらふらしたまま その本屋さんに入ったのです
すると 入ってすぐの棚のところに
一冊の本があり
それが 目に飛び込んできたのです
そこには
『ぜったい まもってあげるから』
と 書かれていました
私はもう限界に来ていて
本当に生きることに疲れていたし
自分を守ってくれるものなど
何ひとつないと思っていました
しかし
その本が私に向かって 言っていたのです
『ぜったい まもってあげるから』と☆
『えっ? まもってあげるって・・・?』
気がついたら
私はその本を手にして
そこにしゃがみこんで泣いていました
こんな私を もし
まもってくれるものがあるとしたら・・・・
もう一度 生きてみてもいいのかもしれないとさえ
感じたのでした
その後
私がその本の出版社に 電話したことで
このいきさつを知った出版社の社長が
「とにかく 私のところに来なさい。何か力になれるかもしれないから」と
言ってくれ
かとうさんと会うことになり
なんと! そのことがきっかけで のちに
かとうようこさんと 本を つくることにまでなったのです
いまは 入手困難になった その かとうようこさんと私の本は
3冊シリーズになって 発売された
( それは、私がゴマブックスから
『恋とお金と夢に効く! 幸せな奇跡を起こす本』で
作家メジャーデビューする前のこと)
◇『彼に気持ちを伝える本』 絵:かとうようこ 著:佳川奈未
◇『彼との恋を見極める本』 絵:かとうようこ 著:佳川奈未
◇『彼ともう一度めぐり逢う本』 絵:かとうようこ 著:佳川奈未
これを奇跡と言わずして
何と言えばいいのでしょうか
これを運命と呼ばずして
何と呼べばいいのでしょうか
・・・・
かとうようこさんは
大人なのに 子どものようにピュアで
いつも あたたかくて 優しくて
とても癒される人
かとうさんの描く絵と ことばは
ふつうのようにみえて
とても 奥深く 優しく あたたかく
魂にまで届く 光がある☆
その光に 私の魂は 救われた!
光は いつも
暗闇にいる人にしか
みえないんだよ
だから 私は どん底のお先まっ暗な中
ちゃんと かとうさんの絵本に出逢えたんだよ
かとうさんからは 毎年のように 個展の案内をいただいていた
でも いつも その個展の日が
私のイベントとかぶっていたり 私が地方にいるときで
なんだかんだで なかなか 行けなかった
今年 私は 毎年行っている
ファンとのクリスマス会を しなかった
なんでそうしたのか自分でもわからないけど
クリスマスのこの時期は あけておきたかった
そうしたら
かとうようこさんと 再会できた☆
個展に行くと
私の持っていない かとうさんの本があった
『スーパームーン』
それは かとうさん自らつくった本で
まだ どこの出版社にも持っていっていないという
なんと もったいない
その中の言葉に
私は 泣いた
愛が大きすぎて
光がまぶしすぎて
おもいやりがあふれすぎて
優しすぎたから・・・
今日は クリスマス・イブ
とても とても とても 寒い日だったけど
とても とても とても あたたかい あたたかい あたたかい
時間をもらえた
本当に 尊いプレゼントは
いつも 目にみえないもの☆
そして それは いつも 大きな感動になって
あとから あとから 何度も 何度も やってくる!
きっと わたしたちは また いつか
一緒になるだろう・・・
そのとき何が生まれるだろう
そのとき誰に光を放てるだろう
そのとき誰と奇跡のように出逢えるだろう
私が
命を救われて
心を救われて
人生を救われたように
たった ひとりでもいいから
また
私たちの本が
誰かの光になれたらいいなぁ
・・・・ ありがとう
あなたが
絵本作家になってくれたから
あの日 私は 救われ
作家になれました
ミラクルハッピー
佳川奈未